沿革(読み)エンカク

デジタル大辞泉 「沿革」の意味・読み・例文・類語

えん‐かく【沿革】

《「沿」は前に因って変わらない、「革」は旧を改め新しくする意》物事の移り変わり。今日までの歴史変遷。「町の沿革
[類語]歴史来歴由来由緒ゆいしょ縁起変遷道程歴程足跡そくせき歩み年輪いわれ故事因縁来由成り立ちルーツ始まる因る

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精選版 日本国語大辞典 「沿革」の意味・読み・例文・類語

えん‐かく【沿革】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「沿」は因る、前に因って変わらないこと。「革」は旧を改めて新たにすること ) 物事が移り変わること。移り変わり。変遷。
    1. [初出の実例]「臣聞。三代弛張。百王沿革」(出典:続日本紀‐宝亀六年(775)八月庚辰)
    2. [その他の文献]〔柳宗元‐陳京行状〕

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普及版 字通 「沿革」の読み・字形・画数・意味

【沿革】えんかく

移り変わり。変改の経過。〔隋書、高祖紀上〕(われ)に應じ圖を受け、に君臨す。載(すなは)ち革を懷ふも、事に同じからざるり。

字通「沿」の項目を見る

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