昔ぶ(読み)ムカシブ

デジタル大辞泉 「昔ぶ」の意味・読み・例文・類語

むかし・ぶ【昔ぶ】

[動バ上二]昔風になる。古めく。
「深く―・びたらんかたは」〈十訓抄・八〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 出典 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「昔ぶ」の意味・読み・例文・類語

むかし‐・ぶ【昔ぶ】

  1. 〘 自動詞 バ上二段活用 〙 ( 「ぶ」は接尾語 ) 昔風である。ふるめいている。古風である。むかしびる。
    1. [初出の実例]「高陽院の御様は、〈略〉かへりてよづかぬさまにあざけれども、ふかく昔びたらん方は、いみじきためしと申すべし」(出典:十訓抄(1252)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android