時じくの香の菓(読み)ときじくのかくのこのみ

精選版 日本国語大辞典 「時じくの香の菓」の意味・読み・例文・類語

ときじく【時じく】 の 香(かく)の菓(このみ・み)

  1. ( 冬期にもしぼむことなく、採っても長く芳香を保つところから ) タチバナの実のこと。かくのみ。かくのこのみ。
    1. [初出の実例]「天皇、三宅連等の祖、名は多遅摩毛理を常世の国に遣はして、登岐士玖能迦玖能木実(トキジクノカクノこのみ)〈登より下の八字は音を以ゐよ〉を求めしめたまひき。〈略〉是れ今の橘なり」(出典古事記(712)中)

時じくの香の菓の補助注記

柑橘類の文献上最古の名。一般にタチバナとされてきたが、近年ダイダイとする説、およびコミカンのようなものとする二説が植物学者によって唱えられている。しかし、そのいずれかの考証はきわめて困難である。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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