時の用には鼻を欠け(読み)ときのようにははなをかけ

精選版 日本国語大辞典 「時の用には鼻を欠け」の意味・読み・例文・類語

とき【時】 の 用(よう)には鼻(はな)を=欠(か)け[=そげ]

  1. 急を要するだいじな場合には、鼻を切り落とすような手段でもとった方がよい。危急の際には手段を選ばないで事を行なえ、ということ。時の用には鼻。
    1. [初出の実例]「はや我家に火つきける。〈略〉是非なくはなをひっかきてにげけるとなり。これより時の用にははなさへかくと申伝し」(出典:咄本・百物語(1659)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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