普及版 字通 「晞」の読み・字形・画数・意味
晞
11画
[字訓] あける・かわく
[説文解字]
[字形] 形声
声符は希(き)。〔説文〕七上に「乾くなり」とするが、〔詩、斉風、東方未明〕に「東方未だ晞(あ)けず」とあるのが本義。日光の熹微なる状態をいう語であろう。乾く意は乾・と通ずる用法である。
[訓義]
1. あける、日が明けはじめる。
2. かわく、日にほす、さらす。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕晞 アケヌ・アキラカナリ・サラス・カハク・モル・ホス・カレタリ・テル・アイヒル・ノゾム 〔字鏡集〕晞 ヤス・ネガフ・アキラカ・カハク・サラス・モル・アケヌ・テル・アク・ヒル・ホス・ノゾム
[語系]
晞xii、xan、乾kan、旱hanは声義に通ずるところがあり、乾燥の意がある。
[熟語]
晞塊▶・晞覬▶・晞光▶・晞日▶・晞土▶・晞髪▶・晞望▶・晞沐▶・晞陽▶・晞和▶
[下接語]
旭晞・晨晞・新晞・夕晞・雪晞・朝晞・髪晞・夜晞・露晞
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報