暖簾内(読み)のれんうち

精選版 日本国語大辞典 「暖簾内」の意味・読み・例文・類語

のれん‐うち【暖簾内】

〘名〙 暖簾を分けてもらった人々。本家とその別家総称。たなうち。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の暖簾内の言及

【家族主義】より

…住込み奉公人は住込み奉公中に能力により淘汰選抜されたから,奉公人分家を同族に含むことは,中国の宗族とは違って,実力主義の能力ある非血縁分家の起用を可能とした。とくに近世や近代初期における商工家の発展は,このような親族分家とならぶ非親族分家(奉公人分家)の暖簾分けによる暖簾内とよばれる同族の構造によるところが大きかった。 家,したがってまた同族の,このような非血縁者の能力・実力による活用,同族化を家族主義という表現では把握できない。…

※「暖簾内」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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