書鰓(読み)ショサイ

デジタル大辞泉 「書鰓」の意味・読み・例文・類語

しょ‐さい【書×鰓】

カブトガニにみられる呼吸器官。薄いえらが百数十枚ほど重なっており、書物のように見える。鰓書さいしょ・えらしょ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の書鰓の言及

【呼吸】より

…節足動物では,付属肢の付属突起が変形してえらを形成している。剣尾類のえらは書鰓といわれ,腹肢の後面に列生している100~150枚の葉状突起で構成されている。甲殻類のえらには簡単な板状のものもあるが,十脚類の分化したものでは,葉状,糸状,樹枝状の鰓条が列生した構造となり,胸肢の基部に形成されるが,その部位,数は種類により多様である。…

※「書鰓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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