有り丈(読み)アリタケ

デジタル大辞泉 「有り丈」の意味・読み・例文・類語

あり‐たけ【有り丈】

《「ありだけ」とも》
[名]ありったけ」に同じ。
「―の懐中物を帯の間から取出して見ると」〈有島或る女
[副]ありったけ」に同じ。
「白い髯を―生やしているから年寄と云う事だけはわかる」〈漱石・夢十夜〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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