有卦に入る(読み)ウケニイル

デジタル大辞泉 「有卦に入る」の意味・読み・例文・類語

有卦うけ・る

有卦の年回りに当たる意から》幸運にめぐりあってよいことが続く。「新商売が当たり、―・っている」
[補説]この句の場合、「入る」を「はいる」とは読まない。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「有卦に入る」の意味・読み・例文・類語

うけ【有卦】 に 入(い)

  1. 有卦の年まわりにはいる。
    1. [初出の実例]「藤本恵佐有気に入たる祝ひすとて」(出典:俳諧・玉海集(1656)二)
  2. よい運命にめぐり合わせる。幸運をつかむ。調子にのる。
    1. [初出の実例]「釣り取るやうけに入たる桜鯛〈定宣〉」(出典:俳諧・ゆめみ草(1656)春)
    2. 「女は氏なうて玉の輿。こなたは有卦(ウケ)に入ったらう」(出典:歌舞伎・助六廓夜桜(1779))

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