有触(読み)ありふれる

精選版 日本国語大辞典 「有触」の意味・読み・例文・類語

あり‐ふ・れる【有触】

〘自ラ下一〙 ありふ・る 〘自ラ下二〙 どこにでもある。珍しくもない。陳腐である。ざらにある。
浮世草子好色五人女(1686)二「かぢの葉に有ふれたる哥をあそばし祭給へば」
※或る女(1919)〈有島武郎〉後「倉地も葉子もあり触れた文句にまで思ひ存分の批評を加へた」

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