朝顔売(読み)あさがおうり

世界大百科事典(旧版)内の朝顔売の言及

【苗売】より

…独特の売声で呼び歩いたもので,平出鏗二郎の《東京風俗志》(1898)は〈苗やい,苗やい,朝顔の苗やい,唐蜀黍(とうもろこし)の苗やい,胡瓜(きゆうり)の苗やい,茄子(なす)の苗〉と呼んだとしている。《守貞漫稿》によると,幕末ごろの京坂には,夜店の苗売があって行商はなく,江戸ではアサガオだけは別に〈朝顔売〉がいて売り歩いていたという。夏近しを思わせる町の風物詩であったが,第2次大戦後はまったく姿を消してしまった。…

※「朝顔売」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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