朧饅頭(読み)オボロマンジュウ

デジタル大辞泉 「朧饅頭」の意味・読み・例文・類語

おぼろ‐まんじゅう〔‐マンヂユウ〕【××頭】

蒸し上げてすぐに上皮をむいたまんじゅう。中のあんがうっすらと見えるもの。おぼろ。

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精選版 日本国語大辞典 「朧饅頭」の意味・読み・例文・類語

おぼろ‐まんじゅう‥マンヂュウ【朧饅頭】

  1. 〘 名詞 〙 上皮をむいた饅頭。中の餡(あん)がうっすらと見えるのでいう。おぼろ。〔随筆・嬉遊笑覧(1830)〕

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世界大百科事典(旧版)内の朧饅頭の言及

【まんじゅう(饅頭)】より

…関西では薯蕷まんじゅうをなまって上用(じようよう)まんじゅう(単に上用とも)と呼び,関東ではそば粉を使わぬ薯蕷まんじゅうをもそばまんじゅうと呼んだ。ほかに,蒸し上げたものの皮をむいて商品とするおぼろまんじゅう,葛粉(くずこ)を練ってあんを包んで蒸す葛まんじゅうなどがあり,唐(とう)まんじゅう,栗まんじゅうなど焼菓子でまんじゅうと呼ばれるものもできた。【鈴木 晋一】。…

※「朧饅頭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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