本裁(読み)ほんだち

精選版 日本国語大辞典 「本裁」の意味・読み・例文・類語

ほん‐だち【本裁】

  1. 〘 名詞 〙 並幅一反の布で、おとな用の着物を仕立てること。また、その裁ち方。大裁(おおだち)
    1. [初出の実例]「明日のふるまひは、ゑり袖だちか、本立か」(出典:咄本・露休置土産(1707)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の本裁の言及

【和裁】より

…帯はかがるだけで締められる袋名古屋(八寸名古屋),芯をいれて仕上げる九寸名古屋や袋帯がある。おとなの本裁(ほんだち)に対し,子ども物には1歳用一つ身,2~3歳用三つ身(小裁),4~8歳用四つ身,9~12歳用の五つ身と裁ち方で呼ばれる用布がある。(2)寸法 子ども,男,女と一定の規準があり,これを標準寸法という。…

※「本裁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android