東夷周覧(読み)とういしゆうらん

日本歴史地名大系 「東夷周覧」の解説

東夷周覧
とういしゆうらん

一冊 滕知文著

成立 享和元年

写本 市立函館図書館・国立公文書館内閣文庫

解説 寛政一一年に蝦夷地御用掛となった滕知文(「蝦夷の島踏」の著者福居芳麿と同一人)が享和元年に箱館奉行羽太正養に随行して東蝦夷地をクナシリ島まで巡見した折の記録。上巻松前より東蝦夷地、クナシリ島に至る各場所の状況を詳細に記述し、下巻の「夷地新話」は蝦夷地における当時の興味あるエピソードを記す。附録として「カラフト島」「蝦夷産薬品考」を付す。

活字本 市立函館図書館蔵郷土資料複製叢書六

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む