デジタル大辞泉 「松が根の」の意味・読み・例文・類語 まつがね‐の【松が根の】 [枕]1 「松」と同音の「待つ」にかかる。「―待つこと遠み天あま伝ふ」〈万・三二五八〉2 松の根が長くのびるところから、「絶ゆることなく」にかかる。「―絶ゆることなくあをによし奈良の都に」〈万・四二六六〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「松が根の」の意味・読み・例文・類語 まつがね‐の【松根の】 枕① 松の根が長く延びているところから、「絶ゆることなく」にかかる。[初出の実例]「つがの木の いやつぎつぎに 松根能(まつがねノ) 絶ゆることなく」(出典:万葉集(8C後)一九・四二六六)② 同音の繰り返しで、「待つ」にかかる。[初出の実例]「神さびて巖に生ふる松根之(まつがねの)君が心は忘れかねつも」(出典:万葉集(8C後)一二・三〇四七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例