松山逆磁極期(読み)まつやまぎゃくじきょくき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「松山逆磁極期」の意味・わかりやすい解説

松山逆磁極期
まつやまぎゃくじきょくき

古地磁気年代において、いまからおよそ240万年前から70万年前の間の、現在と逆の極性であった時期のこと。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の松山逆磁極期の言及

【洪積世】より

…植物界においては,温暖な第三紀型の植物群(メタセコイア植物群)の中に,寒冷地生の植物(ミツガシワやヒメバラモミなど)が移入し,やがてメタセコイア植物群が消滅するに至るが,その後に,気候が完全に寒冷化して氷河が広く地球をおおう氷期と,やや温暖化する間氷期とが交互する氷河時代へと移行した。 このように,第三紀型の生物が残存する洪積世前期を,先氷河時代とよぶこともあり,地磁気が逆転していた時期(松山逆磁極期)でもある。 氷期と間氷期が激しく繰り返した洪積世中期以降は,それにつれて海水面も変動し,日本列島のような島と大陸間,あるいは大陸どうしの間に,そのつど陸橋・海峡が形成されて,人類や生物が移動しまたは隔離され,生物分布に大きな影響を与えた。…

※「松山逆磁極期」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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