板ばね(読み)いたばね

百科事典マイペディア 「板ばね」の意味・わかりやすい解説

板ばね【いたばね】

ばね鋼など金属薄板のもつ弾性変形によるエネルギー吸収と,復元によるエネルギー放出を利用したばね。1枚の板でできていて電灯スイッチのような簡単な機器に使用される平板ばねのほか,自動車サスペンションなどに使われる重ね板ばねがある。
→関連項目サスペンション(自動車)ばね

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の板ばねの言及

【ばね】より


[用途]
 ばねの用途は振動や衝撃を吸収してやわらげる緩衝用,復元力を動力源とする動力発生用や位置の復帰用,物をはさみ締めつける締結用などに大別される。(1)緩衝用 自動車,鉄道車両には,車輪の振動を車体に伝えるのを防ぐためにコイルばね,重ね板ばね,空気ばねなどがダンパーとともに使われている。自転車のリムとスポークは,緩衝用のばねとしての働きもしている。…

※「板ばね」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android