柳錦大工町(読み)やなぎにしきだいくちよう

日本歴史地名大系 「柳錦大工町」の解説

柳錦大工町
やなぎにしきだいくちよう

[現在地名]堺市柳之やなぎのひがし二丁・錦之にしきのひがし二丁

北鏡屋きたかがみや町・南鏡屋町の東にあり、十間じゆつけん筋に東面する片側町。元禄二年(一六八九)堺大絵図に「錦柳両大工町」とあり、錦之町東の部分が一八筆、柳之町東が一〇筆の宅地割で、町会所は錦之町東の中ほどに所在。同図によると一二筆の大工宅地があり同業者町を形成。宝永四年(一七〇七)堺町絵図(堺市立中央図書館蔵)・文久三年(一八六三)堺大絵図には「柳錦大工町」とあり、また元禄八年泉州堺之図(同蔵)に「北大工丁」と記されているのは中大工なかだいく(車東大工町・櫛屋東大工町)南大工みなみだいく(南大工一―三丁目)に対する称である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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