栄映(読み)さかばゆ

精選版 日本国語大辞典 「栄映」の意味・読み・例文・類語

さか‐ば・ゆ【栄映】

〘自ヤ下二〙 栄え照りはえる。栄え輝く。
書紀(720)応神一三年三月・歌謡三栗(みつぐり)中つ枝の 含隠(ふほごも)り 赤れる嬢子(をとめ) いざ佐伽麽曳(サカバエ)な」
[補注]「佐伽麽曳那(サカバエナ)」を「咲かば良(え)な」とし、「花が咲くといいですね」と解釈する説もある。

さか‐ばえ【栄映】

〘名〙 (形動) 栄え照りはえること。栄え輝くこと。
万葉(8C後)一八・四一一一「み雪降る 冬に至れば 霜置けども その葉も枯れず 常磐(ときは)なす いや佐加波延(サカハエ)に」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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