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常磐 じょうばん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

常磐
じょうばん

旧国名で常陸 (ひたち) 国と磐城 (いわき) 国の総称。ほぼ現在の茨城県北東部から,福島県南東部にあたる。かつての常磐炭田所在地で,日立・いわき両市が中心地

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デジタル大辞泉の解説

じょう‐ばん〔ジヤウ‐〕【常磐】

常陸(ひたち)国と磐城(いわき)国の併称
福島県南東部の旧市名。常磐炭田の中心であった。昭和41年(1966)いわき市に合併。→いわき

ときわ〔ときは〕【×磐/盤】

[名・形動ナリ]《「とこいわ」の音変化》
常に変わらない岩。
「皆人の命も我もみ吉野の滝の―の常ならぬかも」〈・九二二〉
永久に変わらないこと。また、そのさま。
「大君は―にまさむ橘の殿の橘ひた照りにして」〈・四〇六四〉
常緑樹の葉がいつもその色を変えないこと。また、そのさま。常緑。
「―なる松の緑も春来れば今ひとしほの色増さりけり」〈古今・春上〉

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百科事典マイペディアの解説

常磐【じょうばん】

福島県いわき市の一地区。市の中部にあり,1954年市制,1966年いわき市に合併。中心の湯本は,もと陸前浜街道の宿駅,明治中期からは常炭田の中心地として発展。

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大辞林 第三版の解説

じょうばん【常磐】

常陸ひたち国と磐城いわき国。
福島県いわき市南部の地名。もと常磐市。

ときわ【常磐】

( 名 ・形動ナリ )
〔「とこいわ」の転〕
常に変わらない岩。 「み吉野の滝の-の常ならぬかも/万葉集 922
いつまでも変わらない・こと(さま)。とこしえ。 「巌いわおなす-にいませ尊き我が君/万葉集 988
木々の葉の色が一年中変わらぬこと。また、常に緑色を保つ木。常緑。 「 -の松」 「 -なる松の緑も春来れば/古今 春上

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日本の地名がわかる事典の解説

〔福島県〕常磐(じょうばん)


福島県いわき市の地区名。本来は常陸(ひたち)(茨城県)北東部から磐城(いわき)(福島県東部と宮城県南部)南東部にかけての広域呼称で、幕末から明治初期にかけて始まった炭田の名として広く知られた。1954年(昭和29)旧湯本町ほかが合併し常磐市となる。1966年(昭和41)に平市ほかと合併、いわき市の一部となり、現在、同市に「常磐」を冠した16町がある。明治中期から常磐炭田の炭鉱町として発展。常磐湯本温泉は平安中期から知られた古湯で三箱(さばこ)の湯とも湯本ともよばれた。大正期、常磐炭鉱の掘削が進んだ影響で湧出量が激減し第二次世界大戦中まで廃湯されていた。1965年(昭和40)ごろ旧坑道から湯の汲み上げに成功し毎分5トンの湧出量を確保、1966年(昭和41)に常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)を開設、大規模行楽地として発展した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

常磐
ときわ

永遠に一つの性状を保ち続け変化しない岩石の意。「とこ(常)いわ(磐)」が約された語。転じて、永久不断に変わらないこと、またそのさまをいう。松、杉などの葉が1年を通じて色を変えないことをいい、そのような常緑樹を「常磐木(ときわぎ)」という。同義語に「常磐堅磐(ときわかきわ)」があり、かたい岩石の意を表す「かきわ」は、「かた(堅)いわ(磐)」の約「かちわ」が、「ときわ」に引かれて誤ったものである。[兼築信行]

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世界大百科事典内の常磐の言及

【常盤の国】より

…戌亥(いぬい)(北西)の方角にある祖霊のいる国で,富や豊饒の源泉と考えられ,燕(つばめ),時鳥(ほととぎす),鶯(うぐいす)などの祖霊の使者とか乗物と考えられている鳥が媒介すると考えられた。〈ときわ(常磐)〉はつねにその性質を変えずに存続する岩の意味であるが,〈とこよ(常世)〉と混同して,ほぼ常世と同意に用いられたものらしい。常世国【山本 吉左右】。…

※「常磐」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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