デジタル大辞泉 「常磐」の意味・読み・例文・類語
ときわ〔ときは〕【▽常×磐/▽常▽盤】
1 常に変わらない岩。
「皆人の命も我もみ吉野の滝の―の常ならぬかも」〈万・九二二〉
2 永久に変わらないこと。また、そのさま。
「大君は―にまさむ橘の殿の橘ひた照りにして」〈万・四〇六四〉
3 常緑樹の葉がいつもその色を変えないこと。また、そのさま。常緑。
「―なる松の緑も春来れば今ひとしほの色増さりけり」〈古今・春上〉
[類語]永久・永遠・とわ・永世・常しえ・常しなえ・恒久・悠久・悠遠・長久・経常・不変・永劫・永代・久遠・無限・無窮・不朽・万代不易・万世不易・万古不易・千古不易・久しい・久しぶり・久方ぶり・久久・しばらくぶり