栗原筋(読み)くりばらすじ

日本歴史地名大系 「栗原筋」の解説

栗原筋
くりばらすじ

戦国末期から江戸時代に使用された広域呼称。九筋二領の一つ。山梨郡東部を占める。天正一七年(一五八九)一月二三日の向嶽こうがく(現塩山市)宛の伊奈忠次寺領証文(向嶽寺文書)、同日付の景徳けいとく(現大和村)宛の伊奈忠次寺領証文(景徳院文書)などに栗原筋とみえる。浅野氏時代には九筋に各々三人の奉行が配され、文禄三年(一五九四)には栗原筋の奉行は浅野出羽守・鍋田善右衛門尉・須田七左衛門尉であった(「浅野長政長継連署条目」浅野家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 浅野家文書

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