栗山茂(読み)クリヤマ シゲル

20世紀日本人名事典 「栗山茂」の解説

栗山 茂
クリヤマ シゲル

大正・昭和期の外交官,司法官 元・最高裁判事。



生年
明治19(1886)年10月6日

没年
昭和46(1971)年2月3日

出生地
福井県

学歴〔年〕
東京帝国大学法学部〔大正2年〕卒

主な受賞名〔年〕
勲一等瑞宝章〔昭和39年〕

経歴
大正2年外交官領事官試験に合格、3年外務省に入った。フランス、ベルギー、アメリカなどに勤務。8年パリ平和会議、10年ワシントン会議各全権随員、昭和5年ロンドン海軍軍縮会議代表委員を務めた。8年外務省条約局長、12年スウェーデン公使となり、ノルウェー、デンマーク公使を兼任。14年にはベルギー大使兼ルクセンブルク公使となり、15年退官。戦後22年最高裁判所判事となり、31年定年退官。在ハーグの常設仲裁裁判所裁判官も務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「栗山茂」の解説

栗山茂 くりやま-しげる

1886-1971 大正-昭和時代の外交官,裁判官。
明治19年10月6日生まれ。大正3年外務省にはいり,ワシントン会議全権委員随員,条約局長,スウェーデン公使などをへて,昭和14年ベルギー大使となる。22年最高裁判所判事。昭和46年2月3日死去。84歳。福井県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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