梨子庄(読み)なしのしよう

日本歴史地名大系 「梨子庄」の解説

梨子庄
なしのしよう

興福寺雑役免田である。延久二年(一〇七〇)の興福寺雑役免帳の高市郡に「梨子庄田畠十六町二反二百歩 不輸(租)田一町五段三百歩 公田畠十四町六段二百廿歩」とある。不輸租田内訳と条里(括弧内は坪数)は山陵田九段が三一条一里(二)、法興院田三段が三一条一里(一)、竹林寺田三段三百四〇歩が呉原くれはら条二里(三)である。公田畠の条里は、三一条一里(一〇)、二(三カ)二条一里(一)・五里(一一)、東三〇条一里(一)・同三一条一里(二)、楡(檜カ)前条一里(一六)、呉原条一里(一〇)・二里(三)である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android