明日香村(読み)アスカムラ

デジタル大辞泉 「明日香村」の意味・読み・例文・類語

あすか‐むら【明日香村】

明日香

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日本歴史地名大系 「明日香村」の解説

明日香村
あすかむら

面積:二四・〇四平方キロ

奈良盆地南部に位置し、高市郡東半部を占める。東北は桜井市、西南は高取町、西北橿原かしはら市に接し、東南は高取山塊を隔てて吉野郡吉野町に対する。

地勢は北西部に開け、東方の多武峯とうのみねは南の高取山塊へ連なる。平坦地には甘樫あまかし(一四五・六メートル)いかずち(一〇五メートル)・ギオ(祇園)(一〇六・七メートル)などの小丘が点在、北方に天香久あめのかぐ(一四八メートル)がある。西端には真弓まゆみ越智おち丘陵があり、この地域に檜前ひのくま盆地がある。高取山塊いも峠付近に発源する南淵みなぶち(稲淵川)と、多武峯西方大字冬野ふゆのに発する細川ほそかわ(冬野川)は、大字祝戸いわいどで合して飛鳥川となり西北流する。

飛鳥地方へは奈良からかみツ道・なかツ道・しもツ道の三古道が南下する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「明日香村」の意味・わかりやすい解説

明日香〔村〕
あすか

奈良県中部,飛鳥川上流域を占める村。 1956年阪合村,飛鳥村,高市村が合体して発足。北は奈良盆地,南は竜門山地にわたる。盆地南東部の丘陵地は飛鳥時代の旧都の地で,古文化地帯をなし,石舞台古墳高松塚古墳 (壁画国宝) の特別史跡をはじめ,飛鳥寺橘寺飛鳥板蓋 (いたぶき) 宮跡マルコ山古墳など史跡が多い。飛鳥川両岸には耕地が開け,集約農業が行われる。中心集落は西部の岡と飛鳥。国立飛鳥資料館がある。 1980年,歴史的風土を保存するため明日香保存法が制定され,国の責任で開発から守られることになった。西部を国道 169号線と近畿日本鉄道吉野線が通る。面積 24.10km2。人口 5179(2020)。

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事典 日本の地域遺産 「明日香村」の解説

明日香村

(奈良県高市郡明日香村)
美しき日本―いちどは訪れたい日本の観光遺産指定の地域遺産。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

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