梵天の糸に海底の針を釣る(読み)ぼんてんのいとにかいていのはりをつる

精選版 日本国語大辞典 の解説

ぼんてん【梵天】 の 糸(いと)に海底(かいてい)の針(はり)を=釣(つ)る[=貫(つらぬ)く]

  1. 天上界より糸をたらして海底の針の穴に通す意で、可能性が少なく、困難なことのたとえ。
    1. [初出の実例]「憐人の身と成り仏の教に値事梵天の上より垂る糸の大海の中に有る針を貫むよりも難かなれば」(出典:観智院本三宝絵(984)序)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android