梶付目(読み)かじつくめ

精選版 日本国語大辞典 「梶付目」の意味・読み・例文・類語

かじ‐つくめかぢ‥【梶付目】

  1. 〘 名詞 〙 語義未詳。「梶付く目」の意で、梶を舷に結び付ける部分の名か。
    1. [初出の実例]「堀江漕ぐ伊豆手の船の可治都久米(カヂツクメ)音しば立ちぬ水脈(みを)早みかも」(出典万葉集(8C後)二〇・四四六〇)

梶付目の補助注記

語義については、( イ )梶を船に多くかけ並べることとする説、( ロ )梶を船にかけてあちこち引き動かすこととする説、( ハ )「つくむ」は握る意で、梶を握っての意とする説などがある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む