水脈(読み)スイミャク

デジタル大辞泉 「水脈」の意味・読み・例文・類語

すいみゃく【水脈】[書名]

高樹のぶ子の短編小説集。平成5年(1993)から平成6年(1994)にかけて「文学界」誌に連載された作品群に書き下ろしを加えたもの。平成7年(1995)刊行。同年、第34回女流文学賞受賞。

すい‐みゃく【水脈】

地層中の、地下水の流れる道筋
川や海で、船舶航行に適した道筋。ふなみち。みお
[補説]書名別項。→水脈

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精選版 日本国語大辞典 「水脈」の意味・読み・例文・類語

すい‐みゃく【水脈】

〘名〙
① 地層の中で、ある幅をもって地下水の流れている部分。地下を流れる水の道。地下水の流れ。水理。
※菅家文草(900頃)二・古石「雲膚何望雨、水脈欲泉」
随筆・北越雪譜(1836‐42)初「按に地中に水脉(スヰみゃく)と火脉とあり」 〔華陽国志‐蜀志〕
② 河海の中で船舶の通航に適した水路水上通り道航路。水路。ふなみち。みお。
※済北集(1346頃か)六・棹「出入江湖早有名。能諳水脉波瀾」 〔魏書‐爾朱兆伝〕
③ 医学でリンパ管をいう。〔蘭学逕(1810)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水脈」の意味・わかりやすい解説

水脈
すいみゃく
ground water vein

地下で幅の狭い地層に沿って脈状に存在する地下水多く水流としてゆるやかに動いている場合が多い。

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普及版 字通 「水脈」の読み・字形・画数・意味

【水脈】すいみやく

みお。

字通「水」の項目を見る

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