梶木場村(読み)かじこばむら

日本歴史地名大系 「梶木場村」の解説

梶木場村
かじこばむら

[現在地名]吉井町梶木場免かじこばめん

直屋なおや村の東に位置する。北部かたなこえに戦国期の直谷城攻防をめぐる伝説を残す。江戸時代は平戸藩領志佐筋に属し、正保国絵図に「梶木場村」とあり、高一一二石余。明暦二年(一六五六)の田方帳抜書では志佐福井しさふくい村内に梶木場免とある。元禄一二年(一六九九)の平戸領分郷村帳では志佐村(現松浦市)枝村として村名がみえ、高一一二石余でカチコバの訓を付す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android