北部(読み)ほくぶ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

北部
ほくぶ

熊本県中部,熊本市部の地区。旧町名。 1991年熊本市に編入。スイカ,メロン,野菜の施設園芸が盛んな一方,住宅地化も進んでいる。釜尾には彩色文様のある装飾古墳である釜屋古墳があり,史跡に指定。付近は金峰山県立自然公園に属する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ほくぶ【北部】

熊本県中央部,飽託(ほうたく)郡の旧町。1991年飽託郡の他の3町とともに熊本市へ編入。旧町域の南西部は金峰(きんぽう)山(665m)北東麓の山地,中部から東部にかけては開析の進んだ洪積台地が広がる。鹿児島本線,国道3号線が通じる。中世には鹿子木(かのこぎ)荘,近世には熊本藩飽田郡五町手永に属した。主産業は野菜栽培と米作を中心とする農業で,近年はスイカやメロンの栽培が盛んである。国道沿いに工場が進出している。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

北部
ほくぶ

熊本県熊本市北区の一地区。旧北部町。1991年(平成3)熊本市に編入。西端部の更新世(洪積世)末期火山岩の金峰(きんぽう)火山北東山麓(ろく)を除けば、ほとんど段丘礫層(れきそう)の肥後台地からなる。さらに台地は、ほぼ南北に流走する坪井川と井芹(いせり)川の開析によって、東部、中部、西部の三台地に分断され、東部の台地上を九州自動車道が、中部の台地上を国道3号が、井芹川の開析谷をJR鹿児島本線が、それぞれ南北方向に走っている。河谷平地には水稲が、台地には雑木林の間に陸稲、麦、クワがみられるのが伝統的な土地利用であったが、昭和40年代後半から著しく普及したハウス栽培によってスイカ、メロン、野菜の促成栽培産地となっている。旧北部町は熊本市からの工場、事業所、さらに住宅の進出も目覚ましく、ベッドタウンとしての性格も強まりつつあった。釜尾(かまお)古墳は装飾古墳で、国指定史跡である。[山口守人]
『『北部町史』(1980・北部町)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ブラックフライデー

米国などで、感謝祭(11月第4木曜日)の翌日の金曜日のこと。休日とする職場が多く、商店にとってはクリスマス商戦の初日に当たる。「ブラック」は、買い物客による混雑、または黒字を連想させることから。→サイ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

北部の関連情報