検非違使別当(読み)ケビイシノベットウ

デジタル大辞泉 「検非違使別当」の意味・読み・例文・類語

けびいし‐の‐べっとう〔ケビヰシ‐ベツタウ〕【検非違使別当】

検非違使庁長官中納言あるいは参議である衛門督えもんのかみ兵衛督ひょうえのかみなどが兼任

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の検非違使別当の言及

【別当】より

…これら国別当とは異なるが,10世紀以降国司が置いた国衙諸分課(政所(まんどころ),税所などの所(ところ))に国司郎等が目代,別当などとして配属され,在庁官人を指揮監督した。(4)朝廷諸機関 〈検非違使(けびいし)別当〉は834年(承和1)補任の文屋秋津を初代とし,衛門督か兵衛督を兼帯する中納言か参議が宣旨で補任された。使別当は使庁の全職務を指揮監督し,別当宣は勅に準ずる権威を有した。…

【別当宣】より

…古文書の一形式。検非違使(けびいし)別当宣の略。検非違使は平安時代初期の弘仁年間(810‐24)に設置された令外官(りようげのかん)で,その長官が検非違使別当である。…

※「検非違使別当」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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