樫の実の(読み)カシノミノ

デジタル大辞泉 「樫の実の」の意味・読み・例文・類語

かしのみ‐の【×樫の実の】

[枕]樫の実、すなわちどんぐりは一つずつなるところから、「ひとり」「ひとつ」にかかる。
「―ひとりからむ」〈・一七四二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「樫の実の」の意味・読み・例文・類語

かしのみ‐の【樫実の】

  1. 樫の実が一つずつついているところから、「ひとり」にかかる。
    1. [初出の実例]「橿実之(かしのみの) ひとりか寝(ぬ)らむ」(出典万葉集(8C後)九・一七四二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android