武富 邦鼎(読み)タケトミ クニカネ

20世紀日本人名事典 「武富 邦鼎」の解説

武富 邦鼎
タケトミ クニカネ

明治・大正期の海軍中将



生年
嘉永5年11月(1852年)

没年
昭和6(1931)年11月17日

出生地
肥前国(佐賀県)

経歴
藩校・弘道館に学び、戊辰戦争では上野彰義隊征討の軍に加わり、ついで東北戦争に従軍した。明治5年海軍砲術生徒となり、以後艦長、海軍軍令部出仕、横須賀鎮守府参謀、東宮武官、南清艦隊司令長官、海軍省軍務局長、大湊要港司令官などを歴任して、42年海軍中将となった。日露戦争では磐手艦長、第3、4艦隊司令官として樺太占領などに従軍した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報