死火(読み)シカ

デジタル大辞泉 「死火」の意味・読み・例文・類語

し‐か〔‐クワ〕【死火】

仏語。死を、すべてを焼き尽くす火にたとえた語。
全く消えてしまった火。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「死火」の意味・読み・例文・類語

し‐か‥クヮ【死火】

  1. 〘 名詞 〙
  2. まったく消えてしまった火。⇔活火
  3. 仏語。死を火にたとえた語。〔北本涅槃経‐一二

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の死火の言及

【火】より

…火はまた創造力と神聖性を属性としているが,そのために穢(けがれ)やすいという性格をそなえている。産火(さんび)や死火(しにび)はその一つであるが,出産や死はその機会に血縁関係者が食事を共同にすることから,他の集団に属する者はそれを避けようとしたものと考えられる。【坪井 洋文】。…

※「死火」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android