死者の損(読み)しぬもののそん

精選版 日本国語大辞典 「死者の損」の意味・読み・例文・類語

しぬ【死】 者(もの)=の[=が]損(そん)

  1. 死んだ者がいちばんの損である。生きていれば、また幸福な良い目を見ることもあるが、死んでしまってはつまらないの意。死ぬ者貧乏。
    1. [初出の実例]「死ぬる者は損とかや後妻なくてはかなふまじと、のちづれを呼むかへていよいよ商売繁昌しけり」(出典:浮世草子・当世誰が身の上(1710)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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