デジタル大辞泉 「後妻」の意味・読み・例文・類語
うわ‐なり〔うは‐〕【後=妻】
「この―こなみ、一日一夜よろづのことを言ひ語らひて」〈大和・一四一〉
2 ねたみ。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…前妻が親しい女たちをかたらって後妻を襲い,家財などを打ちこわしらんぼうをはたらくこと。うわなりとは,古語で前妻を意味する〈こなみ〉に対する後妻,次妻に相当し,また第二夫人,妾を指すことも多い。…
…幕府は大名の体面上一度は妻を迎えるよう,1763年(宝暦13)6月布達を出しているので,江戸中期にはめとらない大名が存在したようである。一方,江戸時代前半期にはときどきみられるところの後妻を側妾から昇格させることは,1724年(享保9)7月忌服(きぶく)の問題が煩雑になることを理由に制限を加え,ついで33年4月には昇格を禁止した。【上野 秀治】
[妻と嫁]
妻は嫁とは異なる社会的地位と役割を持つ存在である。…
※「後妻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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