気孔蒸散(読み)キコウジョウサン

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世界大百科事典(旧版)内の気孔蒸散の言及

【しおれ(萎れ)】より

…植物の細胞は一般に固い細胞壁でおおわれており,十分に水分を吸収した細胞はその膨圧によっていわゆる張りのある形を維持している。植物体からの水分の蒸散は,主として葉の表面からのクチクラ蒸散と気孔からの気孔蒸散による。気孔蒸散では,気孔の開きぐあいに応じて蒸散量が増大し,日中の光合成が活発な時期に最大となる。…

【蒸散】より

…一方,気孔の開度が一定であっても,高温,低湿,風などにより蒸散が増加する。気孔からの蒸散を気孔蒸散と呼び,葉からの蒸散のほとんどは気孔蒸散により行われ,夜間でもわずかではあるが気孔蒸散が行われる。葉の表面をとりまくクチクラからの蒸散をクチクラ蒸散と呼ぶが,気孔蒸散に比べてきわめて小さい。…

※「気孔蒸散」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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