気憎し(読み)ケニクシ

デジタル大辞泉 「気憎し」の意味・読み・例文・類語

け‐にく・し【気憎し】

[形ク]
なんとなく憎らしい。
「寄りて傍に伏すに、女、―・くも驚かず」〈宇治拾遺・九〉
そっけない。愛想がない。
やは―・く仰せ言を映えなうもてなすべき」〈二三
気詰まりであるさま。けむたい。
せうとの家なども―・きはさぞあらむ」〈・一七九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android