デジタル大辞泉 「気憎し」の意味・読み・例文・類語 け‐にく・し【気憎し】 [形ク]1 なんとなく憎らしい。「寄りて傍に伏すに、女、―・くも驚かず」〈宇治拾遺・九〉2 そっけない。愛想がない。「然さやは―・く仰せ言を映えなうもてなすべき」〈枕・二三〉3 気詰まりであるさま。けむたい。「兄せうとの家なども―・きはさぞあらむ」〈枕・一七九〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例