水銀触媒(読み)スイギンショクバイ

化学辞典 第2版 「水銀触媒」の解説

水銀触媒
スイギンショクバイ
mercury catalyst

水銀触媒作用を利用した触媒.水銀の触媒作用として知られているのは,すべて水銀化合物の触媒作用であり,とくにアセチレンへの付加反応に有効である.

いずれの場合にも,アセチレンと水銀の錯体中間体となると考えられている.これらの合成法は,現在ではすべてエテン原料からの合成法に切りかえられているほか,毒性の強いアルキル水銀が生成するため使用されていない.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む