氷頭(読み)ヒズ

デジタル大辞泉 「氷頭」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ず〔‐ヅ〕【氷頭】

サケなどの頭部軟骨。氷のように透明であるところからいう。刻んで食用とする。

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精選版 日本国語大辞典 「氷頭」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ず‥ヅ【氷頭】

  1. 〘 名詞 〙 サケなどの頭部の軟骨。刻んで食用とする。氷のように透明であるところからいう。〔延喜式(927)〕

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栄養・生化学辞典 「氷頭」の解説

氷頭

 サケの頭にある軟骨.酢漬けにして食べる.

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世界大百科事典(旧版)内の氷頭の言及

【サケ(鮭)】より

…【千葉 徳爾】
[食用]
 日本では古くから東北および日本海側一帯でサケが漁獲され,重要な食物とされていた。《延喜式》には鮭,生鮭のほか,楚割(すわやり)鮭,鮭子,氷頭(ひず),背腸(せわた),内子(こごもりの)鮭などといった名が見られる。生鮮品の生鮭は若狭,丹後,但馬,因幡から献上されて天子の食膳に上った。…

※「氷頭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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