日本歴史地名大系 「池之町」の解説 池之町いけのちよう 奈良県:奈良市奈良町池之町[現在地名]奈良市池之町猿沢池東南にあり、町名は池にちなむ。「奈良曝」には「やけ跡とも云。町役廿一軒。今御門町よりひかしへ入町。いにしへハ寺林町の辺よりさる沢の池まで芝なりし。猿沢の池の南にハじめて作りたる町なるゆへに池の町と云」とみえ、「奈良坊目拙解」には「俗謂焼跡町(中略)天正慶長年間興福寺坊舎或為芝原焉、後世為町家、按、元和五年己未十二月二日自南新町到高畠辺悉焼失」とあり、俗にこれを「南焼」と称し、当町を焼跡(やけあと)町ともいった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by