デジタル大辞泉 「沃懸く」の意味・読み・例文・類語 い‐か・く【▽沃懸く/▽沃掛く】 [動カ下二]注ぎかける。浴びせる。「銚子てうしに水を入れて持て来て、右の方の膝ひざに―・くと見る」〈かげろふ・中〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「沃懸く」の意味・読み・例文・類語 い‐か・く【沃懸・沃掛】 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 水やお湯などを注ぎかける。あびせる。[初出の実例]「銚子に水をいれてもてきて、右の方の膝にいかくと見る」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)「火取を取り寄せて、殿のうしろに寄りて、さといかけ給ふほど」(出典:源氏物語(1001‐14頃)真木柱) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例