沃懸・沃掛(読み)いかく

精選版 日本国語大辞典 「沃懸・沃掛」の意味・読み・例文・類語

い‐か・く【沃懸・沃掛】

〘他カ下二〙 水やお湯などを注ぎかける。あびせる。
蜻蛉(974頃)中「銚子に水をいれてもてきて、右の方の膝にいかくと見る」
源氏(1001‐14頃)真木柱火取を取り寄せて、殿のうしろに寄りて、さといかけ給ふほど」

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