沖つ真鴨(読み)おきつまかも

精選版 日本国語大辞典 「沖つ真鴨」の意味・読み・例文・類語

おきつ【沖つ】 真鴨(まかも)

  1. 沖にいる真鴨。鴨が水にもぐっていて浮かび上がっては長い息をはくところから、「なげく」の序詞として用いられる。
    1. [初出の実例]「まをごもの節(ふ)の間(ま)近くて逢はなへば於吉都麻可母(オキツマカモ)の嘆きそ吾がする」(出典万葉集(8C後)一四・三五二四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む