沖つ真鴨(読み)おきつまかも

精選版 日本国語大辞典 「沖つ真鴨」の意味・読み・例文・類語

おきつ【沖つ】 真鴨(まかも)

沖にいる真鴨。鴨が水にもぐっていて浮かび上がっては長い息をはくところから、「なげく」の序詞として用いられる。
万葉(8C後)一四・三五二四「まをごもの節(ふ)の間(ま)近くて逢はなへば於吉都麻可母(オキツマカモ)の嘆きそ吾がする」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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