沖つ真鴨(読み)おきつまかも

精選版 日本国語大辞典 「沖つ真鴨」の意味・読み・例文・類語

おきつ【沖つ】 真鴨(まかも)

  1. 沖にいる真鴨。鴨が水にもぐっていて浮かび上がっては長い息をはくところから、「なげく」の序詞として用いられる。
    1. [初出の実例]「まをごもの節(ふ)の間(ま)近くて逢はなへば於吉都麻可母(オキツマカモ)の嘆きそ吾がする」(出典万葉集(8C後)一四・三五二四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android