沫沫(読み)あわあわしい

精選版 日本国語大辞典 「沫沫」の意味・読み・例文・類語

あわあわ‐し・い【沫沫】

〘形口〙 あわあわし 〘形シク〙 (雪などが)あわのように、いかにもくずれやすく、消えやすい感じである。
※あひゞき(1888)〈二葉亭四迷訳〉「あわあわしい白ら雲が空ら一面に棚引くかと思ふと」

あわ‐あわ【沫沫】

〘副〙 すぐにでもくずれそうなさま。消えやすいさま。
上杉家文書‐永祿二年(1559)六月二九日・鉄放薬方并調合次第「いわう色さへ能候へば、あはあはとくだけ候も不苦候、堅は猶以可然候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android