法人成り(読み)ホウジンナリ

デジタル大辞泉 「法人成り」の意味・読み・例文・類語

ほうじん‐なり〔ハフジン‐〕【法人成り】

個人企業が、実体はほとんど変更せずに法人格を取得して株式会社などの法人になること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の法人成りの言及

【一人会社】より

…97年独占禁止法改正により,持株会社が原則として認められることとなったが(独禁法9条の改正),持株会社形態において一人会社が利用されることとなろう。さらに,有限責任の特権を利用するために,個人企業主がこれを利用する場合も多い(個人企業の法人成り)。 一人会社では,株主・社員が1人であるという特殊性から,会社の内部的組織規定(株主総会の招集等)の弾力的運用が必要である。…

【法人格否認】より

…株主は会社債務に責任がない(株主有限責任)。日本には100万社を超える株式会社があり,その相当数は個人企業が節税目的または株主有限責任を利用するために〈法人成り〉したものである。株主が実質上1人のこのような会社では(一人会社),会社と株主の財産・取引関係が不明確な場合が多い。…

※「法人成り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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