波の穂の(読み)ナミノホノ

デジタル大辞泉 「波の穂の」の意味・読み・例文・類語

なみのほ‐の【波の穂の】

[枕]波の穂が激しく動くところから、「いたぶらし」に掛かる。
「―いたぶらしもよ昨夜きそ独り寝て」〈・三五五〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 きそ 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「波の穂の」の意味・読み・例文・類語

なみのほ‐の【波穂の】

  1. 波がしらが激しく動くところから、「いたぶらし」にかかる。
    1. [初出の実例]「おして否と稲はつかねど奈美乃保能(ナミノホノ)いたぶらしもよ昨夜(きそ)ひとり寝て」(出典万葉集(8C後)一四・三五五〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android