波の穂の(読み)ナミノホノ

デジタル大辞泉 「波の穂の」の意味・読み・例文・類語

なみのほ‐の【波の穂の】

[枕]波の穂が激しく動くところから、「いたぶらし」に掛かる。
「―いたぶらしもよ昨夜きそ独り寝て」〈・三五五〇〉

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精選版 日本国語大辞典 「波の穂の」の意味・読み・例文・類語

なみのほ‐の【波穂の】

  1. 波がしらが激しく動くところから、「いたぶらし」にかかる。
    1. [初出の実例]「おして否と稲はつかねど奈美乃保能(ナミノホノ)いたぶらしもよ昨夜(きそ)ひとり寝て」(出典万葉集(8C後)一四・三五五〇)

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