津富良郷(読み)つぶらごう

日本歴史地名大系 「津富良郷」の解説

津富良郷
つぶらごう

中世は大須賀おおすか保に属した。応永二七年(一四二〇)四月二七日の大須賀宗幸重寄進状(大慈恩寺文書)に津富良郷とみえ、同郷内の大慈恩だいじおん寺領への私公事銭が停止されている。同三三年四月一〇日の大須賀朝信証状(同文書)に大慈恩寺当知行領の一所として「津富良郷内本願寄進并新寄進」とみえ、その面積は二町一反であった(同年八月「大慈恩寺寺領注進状案」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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