浮世は牛の小車(読み)ウキヨハウシノオグルマ

デジタル大辞泉 「浮世は牛の小車」の意味・読み・例文・類語

浮世うきようし小車おぐるま

《「牛」に「憂し」を掛けて》この世はつらく苦しいことばかりがめぐってくるということのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「浮世は牛の小車」の意味・読み・例文・類語

うきよ【浮世】 は=牛(うし)の小車(おぐるま)[=車(くるま)の輪(わ)

  1. ( 「牛」は「憂(う)し」にかける ) この世の因果応報のめぐりくるさまを、車にたとえたもの。
    1. [初出の実例]「憂き世は牛の小車の、巡るや報いなるらん」(出典:謡曲・葵上(1435頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android