③ キク科の多年草。北海道・本州・九州の原野や畔などの湿った場所に生える。茎は直立し、高さ三〇~六〇センチメートルになり、上方で枝を分かつ。全体に毛がある。葉は互生し、先のとがった楕円形状で、長さ五~一〇センチメートルになり、縁に浅い鋸歯(きょし)があり、上方につく葉は茎を包む。夏から秋にかけて枝の先端に径約三センチメートルの黄色い頭花が咲く。周辺花は一列に並んだ黄色の舌状花で、中心花は濃黄色の筒状花が密生している。漢名、旋覆花。のぐるま。かまつぼぐさ。《 季語・秋 》 〔日葡辞書(1603‐04)〕