…その間,〈たびごゝろもろくなり来ぬ。志摩のはて 安乗(あのり)の崎に,灯(ひ)の明り見ゆ〉(《海やまのあひだ》)という作歌を生んだ12年の志摩・熊野の旅があり,また20年の中部地方横断の旅,21,23年の南西諸島や壱岐の旅は〈ひそけさ〉を基調とする迢空短歌を確立させ,〈葛の花 踏みしだかれて,色あたらし。この山道を行きし人あり〉を含む歌集《海やまのあひだ》(1925)に結実する。…
※「海やまのあひだ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
1 食肉目クマ科の哺乳類の総称。全般に大形で、がっしりした体格をし、足の裏をかかとまで地面につけて歩く。ヨーロッパ・アジア・北アメリカおよび南アメリカ北部に分布し、ホッキョクグマ・マレーグマなど7種が...